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★競走馬の写真を撮ろう フィルム編1 コラムニスト:とっぷぼん


 どれぐらいの人に読んでもらっているかわかりませんが、とりあえず第2回です。

 今回は、原点に戻って、フィルムについてお話したいと思います。
 初めて撮る様な人を相手にしたコラムなので、中級者は読まないで、次回の分をお読みください。(^^;;;
 またシャッタースピードなどを変更できるカメラをお持ちの方を対象とした話で展開していきますので、
 その辺はご了解の上でお読みになるようお願いいたします。

 フィルムといっても、大きく分けて4種類ぐらいに分類されます。
 まずカラーでは、ポジフィルム(リバーサルフィルム)とネガフィルム、あとは白黒フィルム、
 特殊フィルムとだいたい4種類に分けられます。白黒フィルムは文字通りに白黒に写るフィルムで、
 特殊フィルムというのは、赤外線に反応するフィルムなどの事で、これらは今では一般的では無いので、
 今回は割愛します。

 で、今回はカラーフィルム(特にネガフィルム)についてお話しします。
 カラーフィルムには、まず一般的なネガフィルムとポジフィルムがあります。
 ネガフィルムというのは、写真屋やコンビニなどで売られているごく一般的なフィルムで、
 現像すると茶色くなったネガが帰ってくるフィルムの事で、ネガフィルムというのは、negativeフィルム
 つまりマイナス(反転した)フィルムという意味で、黒い部分が透明にちかく、
 色の薄い部分が濃くなっているのが特徴です。


 一方ポジフィルムは、スライドや印刷原稿に適したフィルムで、現像すると写したそのままの画像が
 フィルムに写ってもどってきます。ポジフィルムとは、negativeの反対、positive(プラス)フィルムの略です。

 一般にネガフィルムとポジフィルムでは、ポジフィルムの方が画質がきれいと言われています。
 というのもポジは、色再現性が良く、フィルム内の粒子が細かいというのが特徴なためで、
 写したそのままの画像をフィルムに感光させるためきれいな写真を得ることができます。
 ただ、ポジフィルムは光に対して非常に敏感で、露出設定(カメラに入る光の調節)の知識が
 必要になってきます。これに対してネガフィルムは、光に対しては有る程度敏感なのですが、
 広い再現性(一般的にラチチュードという)を持っているため、シャッタースピードや絞り、露出などは
 あまり関係なく撮ることができます。一般的なカメラなら自動で設定した内容で撮れば、
 間違いなくきれいな写真が撮ることができます。
 ただネガフィルムも最近は、かなりきれいになってきましたが、まだまだポジフィルムの色の良さには
 かなわないようです。

 では初心者ならどちらを選ぶべきか?
 カメラをはじめたばかりなら、ネガフィルムをお奨めします。
 カメラ任せで撮れば、プロレベルの写真を撮ることができるはずで、あとは、カメラの賢さだけが、
 問題だと言えるでしょう。
 細かな設定を加えてやった方が、よりきれいな写真を撮ることもできますが、まあそこまで気にせず、
 バンバン写真を撮ることをお奨めします。撮っている内にだんだん何となくわかってくると思いますので。

 次に、ネガフィルムでも色々なタイプの物があります。
 一般的にフジフィルムでは、スペリア,プロ400、コダックではゴールド,ロイヤルゴールド、
 コニカではセンチュリアというフィルムがあります。

 それぞれに、ISO 100〜400、中には800という物があります。
 このISOとは、以前ASA(アメリカ工業規格)だった物が、国際的な規格に変わったもので、
 今話題の規格の一つです。その後の数字が高ければ高いほど、感度が高い。
 つまり少ない光でも写真を撮ることが出来ることを意味しています。
 ただ、感度が高くなると、フィルムの粒子が大きくなり、拡大写真にする時には、かなりの差が出てきます。
 ただ一般的なL判サイズぐらいなら、あまり差は無いと言えるでしょう。

 では感度・少ない光だと何か特があるのかということを疑問に思う方が居ると思いますが、
 感度が高くなると、少ない光で写真を撮ることが可能になります。
 ということは、絞りを小さくしても良いということになります。
 絞りが小さくできるということは、シャッタースピードを速くしても、うまく撮ることができるということです。
 シャッタースピードが速くなると、その分フィルムに感光する光が少なくなります。
 シャッタースピードが速いということは、シャッターが開いている瞬間に、動く被写体の量も少なく、
 ぶれが少ないくシャープに写るということがわかるはずです。
 ということは、馬が走っている場合は、なるべく速いシャッタースピードで撮れば、
 ぶれの少ないきれいな写真が撮れるということおわかりになると思います。
 (シャッタースピードを低くして撮る場合もありますが)

 写真を撮りはじめてだいたい最初につまずくのは、この手ぶれや被写体の動きの速さによるぶれです。
 この上の事がだいたいご理解いただければ、感度が高いフィルムを使ってシャッタースピードを速くすれば、
 きれいに写すことができるということが、おわかりいただけたと思います。
 ただ、これ以外の方法でもシャッタースピードを速くすることはできますし、なれてくれば、
 遅いスピードでもうまく撮ることも可能です。最初の手軽な手段として覚えておくと良いと思います。

 では長くなりましたが、最後にどのネガフィルムを選べば良いのか、個人的な意見も入れてご紹介します。

 ・晴れた日の場合
 晴れた日の場合、特に快晴時はISO 100のフィルムでOKです。
 100のフィルムなら仕上がる写真もシャープで鮮明な物が得られる可能性が高いでしょう。

 ・曇り、雨の場合
 空が黒い、少しくらい場合は、ISO 400のフィルムを使うと、よりよいシャッタースピードを得ることができます。
 ただ、仕上がった写真は100に比べると粒子が荒いという欠点がありますが、半切サイズまでなら、
 がまんできる位のレベルなので、常用のフィルムとして使うのも良いでしょう。
 もちろん晴れた日に使っても問題はありません。


 ・それ以外の場合
 だいたい雨が降ったりするとパドックなどで、フラッシュを光らせるおバカさんが出てきますが、
 感度の高いISO 800、1600を使えば、フラッシュなしでも十分きれいに撮ることができます。
 大井のトゥインクル競馬でも問題なく撮れるはずです。(ISO 400でも問題ありません)
 ただ、個人的には800,1600のフィルムはお奨めしません。というのも明らかに粒子が荒いというのが
 わかるからで、この辺になると4つ切りサイズに引き延ばすと、ひどい写真に成ることが多いですので、
 あまり使わない方が懸命だといえます。

 ・お気に入りのフィルム
 一般的にフィルムは、フィルムが入っている箱の色が得意と言われています。
 フジの場合は緑系統、コダックの場合は、黄色から赤色になります。
 個人的には、コダックなら少し値段がはりますが、Royal Goldをお奨めします。
 たぶんコダックのネガフィルムを使っている方なら、このロイヤルゴールドを使っている方が多いと思います。
 ただ現像に出すと赤色じみた写真になるのが場合が多いのが難点ですが、この辺は現像時に
 指示を出すか、できあがったものを見てから、焼き直しを指示されることをお奨めします。
 なぜそうなるのかはあまり良くわかりませんが、たぶんフジフィルムのスペリアを標準的に設定している
 写真屋さんが多いからだと思います。こういった写真が嫌な場合は、写真屋さんで、少し値段が張りますが、
 「コダックに出してください!」といえば、コダックさんへフィルムを出して現像してくれます。
 コダックへ出せばまず間違いないでしょう。

 あとフジフィルムですが、個人的な意見ではネガフィルムでは、良いフィルムはありませんでした。
 スペリアも何回か使ったのですが、競馬写真だとどうしても芝の緑色が濃く出てしまう様で、
 全体的に緑がかった写真に成るようです。ただ、これも現像時の問題が大なので、
 その辺は修正を加えてもらえば、なんら問題はないでしょう。フォローのために言っておきますが、
 フジを使っていない訳ではないので・・・(^^;;

 長くなりましたが、次回はフィルム編2回目のポジフィルムについてお話したいと思います。