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「スムーズな逃げ」 阪神3歳牝馬S回顧 コラムニスト:とっぷぼん

 大混戦と言われていた阪神3歳牝馬ステークス。芝1600mという距離にも
 関わらず、1600m以上経験馬が15頭中たったの3頭、という変なのG1戦。
 普通のG1なら、ある程度の距離経験のある馬が集まるのだが、3歳牝馬ということで、
 無理な経験をさせなかった馬が多かったようだ。
 また牝馬限定レースでマイル戦が少ないと言うことも原因なのかもしれない。
 この点はいずれ改善してほしいところでもある。


 さてレースだが、阪神マイルといえば、魔の桜花賞ペースというものがあり、特異なコース形態で、
 最初の2ハロンあたりは良いポジションを取るための、熾烈な先行争いが行われる。
 当初の予想では、テネシーガールら先行逃げ馬が、外枠に入ったためかなり激化すると見られていた。
 また1枠1番に入った逃げ宣言をしていた、ヤマカツスズランも1完歩目が遅い馬だったので、そのことも、
 ハイペースになるという予想の一因になっていたようだ。

 レースが始まり、マイケル・キネーン騎手が、なんともスムーズな好スタートを決め、一気にハナへ。


 その後につけた武豊騎手のウォーターポラリスも競りかけるそぶりもなく、
 淡々とスローで4コーナーまで。最後はヤマカツスズランが、二の脚を使ってそのままゴール。

 あまり競りかけられなかったが、それでもかなり強い内容の競馬だったのではないだろうか?
 ダート向きの血統でもあるので、今度ダートでの活躍も見てみたい気がするが、
 まずは無事に育ってほしいと思っている。

 2着のゲイリーファンキー、3着のマヤノメイビーは、大事にレースを進め過ぎたのが仇になったようだ。
 結局はヤマカツを楽に逃げさしてしまい、同じ様な上がりを出されてしまっては、
 太刀打ち出来なかった。

 2着、3着の判定はかなり微妙だったようだが、写真判定を見ていないので、私は何ともいえません。
 気になったところでは、アルーリングアクト、テネシーガールらが全く見せ場を作れなかったこと。
 距離の壁があったのかもしれない。