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「瞬発力勝負のレース」京都大賞典回顧 コラムニスト:(竜神代筆)

 レース前、3強の中でマスコミの評価が一番低かったのがアドマイヤベガでした。
 専門紙で本命を打ったのが10紙中3紙。
 理由としては、トライアルである事、多少追いきりに不安があること等を挙げていました。

 しかし、結果はその評価に反発するかのような素晴らしい末足で完勝。アドマイヤベガは 4コーナーで
 チョウカイリョウガと接触しているんですが、それをものともしない精神力の成長をも見せた一戦でした。
 皐月賞の時にはかなり怯んでいたのですが、一夏越した事がよい方向に出ているようです。

 この一戦の後、評論家の井崎脩五郎さんは、ダービーの1〜4着馬が抜けて強いと評されましたが、
 あえて反論いたします。ダービー出走馬の力は、はっきりと1、2着馬が抜けています。

 春のクラッシックで評価を乱す原因になっているのは皐月賞。
 アドマイヤベガの調整大失敗に加え、レース前にワンダーファングが発走除外になるくらい大騒ぎしました。
 全馬テンションが異常に上がってしまったレースでは能力評価にはなりません。

 先の井崎氏の発言も『皐月賞の1・2・3着にアドマイヤべガが巻き返したのがダービー。』
 という前置きがありました。
 ちょっと皐月賞にとらわれ過ぎでしょう。
 時計が出てるのでデータ派の井崎氏には「いい皐月賞」との印象があるのでしょうが・・・。

 ダービー2着馬ナリタトップロードも馬群を割りながらよく伸びては いますが、ベガと力の差がある事に
 加え、いかんせん馬の力をフルに出し切れていない。一叩きした次走はより能力を発揮すると思われま
 すが、相手も叩き2走目ですからね。。

 その他に目立った馬は、特に無し。
 メジロロンザンが菊で穴人気になるかもしれませんが、今回の差は詰まらないと考えます。

 今回のレースで菊の大輪に大きく近づいたアドマイヤベガ。
 はっきり言って敵は未経験の距離だけです。
 しかし、菊の場合多少距離適性に劣っていても競走能力のみで克服できる事がほとんどなので
 まず問題はないでしょう。

 春の勢力図がまったく変わらなかった4歳牡馬戦線。
 弥生賞の1、2着馬がそのままクラッシックを席巻するのは 複雑な気もしますが。。