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「良血ピナクル表舞台へ」ローズS回顧 コラムニスト:とっぷぼん

 舞台は違うが、ここ2年は秋華賞へ繋がるレベルの高いトライアルレース。
 昨年はファレノプシスが優勝し、万馬券を提供したナリタルナパークは、5着だっ た。
 今年も秋華賞に繋がることは、十分に有りえそう。

 スタートは、順調でエイシンルーデンスが予想通りレースを引っ張った。
 ダントツの1番人気に指示されたトゥザヴィクトリーは、行きたがって鞍上の武豊騎手は、
 終始手綱を引っ張り放し、なだめるのに苦労していたようだ。
 ペースは1000m60.9秒と少し遅い程度。トゥザヴィクトリーが折り合っていないのを見て
 ヒシピナクルは3コーナー手前から追い出し開始、フサイチエアデールは、待機策。

 4コーナーでは、エイシンルーデンスに取り付き、トゥザヴィクトリー、ヒシピナクルと1団で直線。

 ヒシピナクルはトゥザヴィクトリーに馬体をあわせたが、
 追い出しを我慢。武豊騎手もピナクル、後方から来る馬を待ってからギリギリの追い出しを開始
 した。レース後のコメントで河内騎手は、トゥザヴィクトリーの手応えが良かったので、かなわんと
 思ったそうだが、トゥザヴィクトリーは、坂を上ったところで失速。武豊騎手もムチを使っての
 追い出しをやめてしまった。
 +10kgが悪かったのか、掛かりっぱなしが悪かったのか。

 叩き合いはヒシピナクルが勝ったが、コメントからはトゥザヴィクトリーが本調子だったら、勝敗は
 どうなっていたか・・・ フサイチエアデールは、折り合いに専念し、待機策が成功して2着を確保。
 少し追い出しが遅かったかもしれないが、距離適正を考えればよく頑張った方だろう。

 4着に敗退したトゥザヴィクトリーは、秋華賞できっちり絞ってくれば、ペー スが早くなる京都
 内回りは、有利のはず。見限れないだろう。

 ヒシピナクルは、3戦目の阪神3歳牝馬では、不利を受けて大敗したが、裏路線でじっくり成長
 して来ていた。跳びが大きく、胴が長いので、気性の成長があれば、距離はもっと伸びても大丈
 夫だろう。

 ついに、良血馬が本格化してきた今後も活躍を期待したい。