
アンブラスモアの一人旅から始まった今年のジャパンカップ。
ペース上ではMペースとなってはいるが、実際は一頭を除いて全くの一団。
典型的なスロー差しの展開になってしまった。
こういう形となればやはりスペシャルウィークは強い。
モンジューとの2馬身差は瞬発力の差。
そして深い芝で戦う欧州勢と、軽い芝で走る日本勢。その違いも見え隠れした気がする。
スペシャルウィークの勝因はやはり瞬発力を活かし切ったことに尽きる。
日本の長距離特有のスローな展開で流れ、上がり勝負の競馬。
そういう形で一番力を発揮するのがSS産駒だし、前で多彩な芸を見せるセイウンスカイや
グラスワンダーらがいなければここで勝てるのも当然ですね。
ちょっと驚いたのは、天皇賞で16kg絞った馬体を更に減らしてきたこと。
あの激戦の後だけに緩めてるかと僕は考えていたのだが…
ここに向けて万全の態勢で挑んだと言うことがここからも分かる。
さて、これで秋の中長距離G1を2連勝。有馬記念までどこまで体調を維持できるかが一つの鍵となる。
冬の荒れた馬場は不向きだと思うんだけど、今の充実度なら来てもおかしくない。
困ったなぁ…(^^;;
インディジェナスは香港馬と言うことで、軽視された向きも大きかった。
しかし改めて戦績を見直してみると、去年の冬にフルーツオブラヴに圧勝した経験もあり、
先行脚質と言うことも加味すればヒモには拾えたかなぁと。
まぁ、今更言ったって完全に遅いんですけどね。
レースもSペースの中早めに先行して、一度は抜け出す完璧な騎乗振り。
輸送時間も欧州馬と比較すれば圧倒的に短くてすむし、向こうの芝もかなり軽い様子。
こういう馬が来るのがジャパンカップの面白いところ。
モンジューは先程も述べたが、瞬発力の差に破れた格好。
一旦は置かれながらも、そこから伸びての4着はさすが「世界の脚」といった所か。
実績と比較すると馬体の印象はそれ程だったなぁという印象を持った。
ただ、まだ身の付ききっていない4歳。それでこれなんだから…。
来年になったらどうなってるのか。正直、恐ろしいです。
5着に粘り込んだラスカルスズカについても一言。
夏にデビューし、もはや上昇度はないと考えていただけに、この好走はびっくり。
それもまだキャリア6戦目ですからね。
いい加減疲労もピークだから休ませて欲しいが、来年は更に大化けする可能性も。
父の成長力の薄さが悪い方に出なければ、G1でも十分戦っていける。
もっとも、根幹距離では?という点はありますけど。
凱旋門賞馬が久しぶりに「勝ちに」来てくれた今年のジャパンカップ。
地の利や展開に破れはしたものの、最後に見せた脚はさすがのもの。
まだ未完成ながら、凄まじい能力の持ち主であることは再認識出来た。
完成された時、あの脚はどこまで威力を増しているのか。
そんな楽しみも持たせてくれた凱旋門賞馬モンジューに再拍手を贈りたい。
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