
毎年荒れるこの重賞。
今年も万馬券には届かないものの、なかなかの高配当となった。
今年も前走で条件戦を連絡みした馬が上位3着までを占めた。
この3頭はさほど差はないように見受けられる。今回の着差は馬場適性の差だろう。
今週から少しずつ上がりを要する馬場になってきていたように見て取れた。
重めの血統の馬や、トニービン産駒が妙に連絡みしていたのがその理由なのだが…。
これ位上がりを要するのであれば、モガミ産駒でも十分勝機があったということだろうか。
マーベラスタイマーは元々、重賞級とまで言われていた器。
4歳時には若葉Sでも好勝負し、かなりの素質を見せていた。
その後は脚部不安や条件不適のレースなど紆余曲折はあったものの、
ここに来てようやく流れに乗り切れた様子。
思い返せば去年の同レースでも52kgで5着、日経新春杯では今回と同斤で4着。
時計の多少掛かる馬場での消耗戦ならばこれくらい走ってもおかしくはなかった。
ただ、ここ2走で味わったストレスはかなりのものと想像される。
次走は人気になるだろうが、それほどの信用は出来るかどうか。
マリアジュダムールはマーベラスに競り勝った割には、評価が低かった。
前走からの斤量減、現状の勢い、更には勝ち馬と馬体が合ったこと。
全てがプラスに働いての2着入線といったところか。
こちらは多頭数のハンデ戦ならまだまだやってくれそう。
斤量減だとか、強い相手とのレースだとか、そういった条件さえ合えばまた走れる。
人気薄での激走に再度期待。
シンコウシングラーは、900万を勝った直後にしてはかなり重いハンデ。
しかしこちらもさすがに調子を上げてるだけあって、これでも走ってきた。
これで一瞬でも上位と馬体が合っていれば面白かったのだが…。
スムーズに捌ききっていればその可能性もあっただけに、惜しい内容。
ダイワオーシュウは12kg増が響いたか。
気性の悪いところは見せなかったもののそれで伸びないのだから、
かえってこの馬は五月蠅い位がちょうどいいのかも。
荒れた馬場は得意にするだけに、JCではなく有馬記念に直行して欲しい。
外から被されなければ、ああいう形でもホットシークレットは大丈夫なはず。
調子が本物ではなかったか、それともまだ力不足なのか。
次走でもう一度確かめてみたいところ。
ハンデ戦では、どうしても忘れやすい鉄則が一つある。
「勢いのある軽ハンデ馬を狙え」というものである。
理論上、ハンデ戦というのは全馬が横一線でゴールできるように設定されている。
ただ、あくまでそれは調子も横一線であるという仮定の下での話。
軽ハンデということはそれだけ力が劣っているということでもあるが、
勢いと斤量差を活かせば有力馬だって撃破できる。
それがハンデ戦の醍醐味であり、難しい所。
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