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「内か外か」府中牝馬S回顧 コラムニスト:Genu

 ただただ、オークス馬の力が抜けていたレース。
 牡馬相手となるとムラが出るものの、牝馬相手ならやはり一枚上。
 エリザベス女王杯では先週登場したメジロドーベルとの一騎打ちになるのかなぁ…。

 雰囲気としては、休み明けにしては悪くない感じだった。
 エガオヲミセテやショウナンハピネスあたりに比較するとまだ仕上がってない感じにも取れたが、
 次走を見込んでの作りということであればこんなものだろう。
 しかし、多少の仕上がりの差では力の差を覆せない、というパフォーマンスをここまで見せつけて
 きたのは正直びっくり。
 元々馬場が良く、その上仮柵競馬とのことで今週は前に行った馬が圧倒的に有利。
 それを後方10番手から上がり33.9秒の末脚で一気に突き抜けるとは予想だに出来なかった。
 着差は1/2馬身とそんなに付かなかったが、これは前のエガオヲミセテが馬場の利を活かし
 粘ったことが原因。
 今回は着差以上の競馬内容。今のところ次走に対する不安はないと思う。
 たまに見え隠れする生ズルい面が出なければ、好走必至。

 エガオヲミセテも仕上がりという点では90点くらい。
 休養明け2戦目の分、エリモよりは仕上がっていた印象だ。
 今回ばかりは相手が悪かったが、さすがに府中とは相性が良いだけあって、
 予想以上の粘りを発揮した。
 こういった形、馬場ならば力を発揮することが出来るし、そう言った意味では次走の舞台はもってこい。
 前に行けるというアドバンテージを仮柵の外れたAコースで活かし切れば、一発があるかもしれない。
 ただ、エリモとの相手関係や自分自身の距離適正を考えるとちょっと厳しいかもしれないが…。

 一番の仕上がりだったのはナリタルナパークだった。
 しかし…全然伸びきれなかったねぇ。
 レース後の鞍上コメントからちょっと抜粋。
 「流れが落ち着き、Cコースでの競馬。内へとも思ったが、ゴチャつくのを防ぐために外へ。」
 …何を考えてるんだろうか?あれだけの仕上がり状態なら、きっちり内を割ってこられるはずだろう。
 それにコース変わりで内有利というのが分かってるのならば、どうしてそこを回ってこなかったのか…。
 当日これ以外に芝では1鞍しか乗っていない上、ゴチャつきを恐れたにしてもこの判断はちょっとお粗末。
 次走は、馬と言うより鞍上に注意。内有利のAコースをどれだけこの鞍上が熟知できるかによって結果
 も変わってくるはずだ。

 1番人気と2番人気の通ったコースは全くの正反対。結果も対照的だった。
 こういった事が起こるのが仮柵競馬の特徴であり、また馬場を熟知していない遠征騎手が失敗する
 可能性も高くなる。
 そこまで考えないと、こういった開催ではやはり辛い。
 もっとも、僕もあまり考えていなかった一人なんですけどね(^^;;