予想屋ダービーマッチ 11秋
くおーれの予想

いつもであれば「毎日王冠週が終わった後、JBCを目指すためのJpnI」である南部杯。
東京競馬場でも前日発売は行われるものの当日東京競馬場でそのレースを見ることはできない(南関東4競馬の場外発売でも競馬場モニターでは川崎競馬場を除いて時差放送である)
今年は東日本大震災における影響で盛岡競馬場と提携関係にある東京競馬場での代替開催。フェブラリーSと同じ舞台であるがフェブラリーSとは持つ意味が大きく異なるレースとなった。

当日は「岩手競馬を支援する日」として中央競馬だけではなく地方競馬においても「岩手競馬支援」の競走が多数開催される(例:大井競馬メインの「OROパーク賞」など)。例年であれば南部杯が行われる盛岡競馬ではジョッキーシリーズ競走や東京競馬最終レース後に「絆カップ」という地方競馬全国交流重賞競走も開催される。

東京競馬場へ行くファンは盛岡の競走も購入して欲しいし、ただの「JRA2011年4回東京3日目」で終わらせてはならない。中央のファンも地方のファンもよく考えて参加して欲しい1日である。

本来であれば「岩手競馬の代替」として岩手競馬主催として開催するのが筋ではあると思うが、金銭的な事情や「JRAも東日本大震災の影響でまだ未消化の開催が残っている」事でこの落とし所になるのはある程度は納得する。

しかし数年後「マイルCS南部杯」が消えてしまったり半永久的に「東京競馬場での開催」はあってはならない事。(個人的には12レースあるうちの1レースくらいは「岩手競馬所属馬限定」でやって良かったと思うのだが南部杯も岩手のJpnIファンファーレ使用や地方枠の設定など「努力は認める」しいろいろ問題もあったのだろう)関係者の努力も大事だがファンも「馬券を買う事」で支援して欲しい。

長々と書いて来たが「では岩手からの馬を買うか」ではNO。
昨年こそ高知のグランシュバリエが3着に来る波乱はあったもののJRA11頭、地方4頭と従来の南部杯とは逆転した関係、岩手からの馬は遠征がある事、高知からの参戦も「物見遊山」と見てオール消し。

◎11.トランセンド
△5.7.9.12

ほとんどの馬がこの後JBCクラシック(スプリントやレディスクラシックへ進む馬もいるが)やジャパンカップダート、東京大賞典や来年のフェブラリーS、ドバイWCを目指す馬で「メイチでここ」という馬は地方馬はともかく中央馬ではそうそういない状況と見る。トランセンド自体も「ここでメイチ」は考えられず隙があるのは確かだがドバイ帰りで状態がどこまで戻っているかを見ても大きなマイナスはないのではないかと考える。アタマ候補ではないが連軸候補として。

○・▲はなし。トランセンドに対抗できるGIレベルの馬はこのメンバーではいないか?と思う。
相手も絞って近況着実に力を着けてきたランフォルセは逆転で一気のJpnI取りまである。ダノンカモンは本質1400の馬でレベル的にもG3レベルでここでは足りないと見て消し。エスポワールシチーも状態カギだがこのメンバーに入れば威張れるだけの実績はあるので連下に置き、穴候補として昨年の覇者オーロマイスター。叩き良化型の馬でエルムS2着は良い材料。これならば連覇も。最後にダイショウジェット。

3歳馬唯一の参戦ボレアスは無印とする。JDD2着、レパードS勝利と着実な実績を挙げている馬だが、JDD馬グレープブランデー以外の他の3歳世代は中央・地方含めても不振気味。JDD3位入線も禁止薬物発覚により失格となった東京ダービー馬クラーベセクレタや関東オークス馬カラフルデイズがレディスプレリュードでそれぞれ結果を出せず、JDD4位入線→3着のタガノロックオンも使い詰めの影響だとは思うがシリウスSで4着。ダート路線はなかなか3歳馬が風穴を空けるのは難しいジャンルでこの時点でカネヒキリとまでは言わずとも、世代GIである程度のポテンシャルが必要。今年のレパードSはやや時計のかかる馬場だったとはいえ時計も平凡で。

しかしこの組からダートチャンピオンディスタンスへ繋がる馬は出そうにない。JCDなら逆転のチャンスはあるがトランセンドとて国内ダートではまだ「暫定チャンピオン」の立場。スマートファルコンがなかなか中央に出てこないが、JCDで対戦のチャンスがあるようで正式チャンピオン決定戦はここになりそうだ。フリオーソが故障で年内絶望なのが残念なところではあるが。

馬連 5=11 3,000G 7=11 4,000G 9=11 1,500G 11=12 500G