予想屋ダービーマッチ 11秋
くおーれの予想

今年の菊花賞がディープインパクトの時と違う事。

・父内国産種牡馬(という言い方自体がサンデーサイレンスの仔・孫が爆発的に増加した現状、死語ではあるが)による3冠達成なるか。達成となれば父にトウショウボーイを持つミスターシービー以来の快挙となる。

・神戸新聞杯が芝2400mに延長し、菊花賞への直結色を強くなった後での3冠達成なるか。
何よりも大きな事が・JRAが裾野向けの3冠キャンペーンを大幅にはやっていない点(ディープインパクトの時は「JRAによる予想行為」が疑われるレベルまでのキャンペーンが実施されていた事は記憶に新しい所)。これはJRA自体の売上げが大幅に低下している事と今年は社会情勢的に派手なキャンペーンが打てない現状もあるだろう。

そう考えると枠順とか展開などの「競馬上での流れ」以上に重きを置きたい「競馬サークル外での動き」がディープインパクトや結果的に3冠達成は失敗となったメイショウサムソンの時よりは鈍い。更にN.ピンナ以外に外国人騎手の参戦はなく、そのピンナもこのレースに騎乗がないので「外国人騎手が空気を読まずに勝つ」不安もない。競馬サークル内では最後の1冠と燃えている陣営だらけだろうが、そんな事は関係ない。逆に今年3冠馬を出して「サークル外に勇気を」と逆手に取る事もできるのだから、余計な事は考えず

◎ オルフェーヴル

この1本で勝負する。予想の根拠として皐月賞の3馬身(この時点で世代間ではほぼ勝負付け完了という事はダービーでも書いた)、ダービーこそ1.1/2馬身差も不良馬場での上がり34秒台かつウインバリアシオンの後ろは7馬身ちぎっている事、その差は神戸新聞杯で2馬身に広がり、世代限定戦という意味では力量は2枚3枚上である。「ナリタブライアンのような強さがある」と評する記者もいるがその通りではないだろうか。

一応連下候補としてフレールジャック、ウインバリアシオン、ダノンマックインを挙げるが今回は単勝で1.3倍程度と見て単勝一本で。セントライト記念組は一見時計が出ているが、メンバーレベルが低い上に消耗戦レースで状態面への問題もありそうでオール消し。神戸新聞杯組か別路線組、ことより菊花賞最終便として定着した兵庫特別組から狙うのが定石だろう。

死角があるとすれば現状内伸び傾向の馬場と当馬の気性面の問題で、そこに死角があることは確かながら神戸新聞杯での完勝を見る限り、不安は小さい。

単勝 14 10,000G