予想屋ダービーマッチ 02秋
FUKUの予想()

☆菊花賞

近年の菊花賞はスタミナは二の次で、折り合いや反応の良さ、そしてある程度速い脚が要求される事が多い。
例外だったのはセイウンスカイが大逃走劇を演じた98年くらい。
クラシックディスタンスで勝ち負けできるスタミナがあれば、十分馬券対象になるだろう。
それを念頭に置いた上で、1頭ずつ検証してみたい。

#1枠
 ナムラサンクス
 前走の神戸新聞杯を3着。
この馬のウリは中距離で安定して差してくる息の長い末脚と、19戦という豊富なキャリア。
折り合い面での不安も無く、相手なりに堅実に駆け、加えて状態も非常にいいと来れば一発を期待したくなるところ。
だが、父サクラチトセオー、母父スルーザドラゴンと言う血統背景を持ち出すまでも無く、
肝心のスタミナ面での不安は拭えない。
2200mを2戦して惜敗2度、この辺りにこの馬の限界が見え隠れしている気がする。

×ヒシミラクル
 穴人気していた神戸新聞杯、後方に置かれ4角14番手から追い込んだが、
5位入線のメガスターダムを脅かすには至らなかった。
初勝利まで実に10戦を要した馬だが、2度目の2000m戦を快勝すると、前々走までの5走は(2−1−2−0)。
夏に2200mの500万下特別で好位から古馬をぶっちぎったインパクトは強かった。
2400m以上の距離を使われるのは今回が初めてだが、血統背景からはむしろ歓迎のクチだと思う。
中距離の上がりの速い競馬があまり向かないことは陣営も認めており、
状態のいい今ならば一発あっても良さそうだ。
2走前で先行して上がり34.1の脚を見せて勝ってはいるが、
超スローの2000mでの結果だけにあまり参考にならなそう。
少しでも速い流れになることが理想だろう。

#2枠
 アドマイヤドン
 ダービー馬不在の菊花賞、18頭中G1ウイナーはこの馬とノーリーズンの2頭のみ。
歯車が狂っていた感のある春3戦でも大崩れしなかったように、能力上位なのは間違いない。
ダートや時計の掛かる芝が向く産駒が圧倒的に多い父ティンバーカントリーではなく、
母父のトニービンの影響が大きいのかも。(仕上がりの早い点は、いかにもこの父の産駒らしいが・・・)
馬体が戻った前走の札幌記念も、初の古馬相手に4着、内容的には上々の物だった。
では何故無印にするのか?理由は血統背景・上昇度の低さに加え、半兄2頭との比較に尽きる。
距離延長によるプラス様子は皆無。

 ダイタクフラッグ
 今は亡き3冠馬ナリタブライアンの遺児。
3月の毎日杯で2着に粘り込み、その後全く馬券に絡んでないにも拘わらず出走が叶ったのは、
この時の賞金が大きくモノを言っている。
皐月賞でもしぶとく4着に残ったように、マズマズの能力は感じる。
母父ミルジョージと言う血統も長丁場ではアドバンテージになるだろう。
陣営からは逃げ宣言が出ているように、今回の展開のカギを握る1頭だが、
状態面でやや見劣る感は否めない。太宰の2年連続と言うのもねぇ・・・。

#3枠
 キーボランチ
 母父イエローゴッドと言うのは、近年では珍しい血統。
キンググローリアス産駒とは思えないクラシックディスタンスへの適性の高さは、
この母系によるところが大きいのだろう。
アンカツと組んだ500万下、京都新聞杯は結果を出してみせたが、秋初戦の神戸新聞杯は直線で全く伸びず終い。
どうも良化がスローのようで、この状態で期待する方が酷と言うものだろう。

×ノーリーズン
 15番人気で快勝した皐月賞、レース中に骨折したダービー、
コースでビッシリ追えない状態で2着した神戸新聞杯。
成績や陣営のコメントからも、適距離は2000m前後だろうが、
クラシックディスタンスへの適性は未知数と言っていい。
同配合にオークス馬チョウカイキャロルなどがおり、マイルよりはクラシックディスタンス寄りではないだろうか。
が、この馬を切れない最もたる理由は、やはり鞍上に尽きる。この男は怖い。
あまりにも怖い。

#4枠
 ファストタテヤマ
 典型的なトライアルホースと言うべきか、平坦巧者と言うべきか。
G2までなら結果を残すのに、G1だと3度出走して全て2ケタ着順。
春に淀2200を勝っているが、内容的には決して褒められたものではなかった。一言で足りないだろう。

 ダンツシェイク
 今回2頭いるシングスピール産駒のうちの1頭。
函館で2600mの1000万下を勝っているように、距離に融通が利きそうな馬だ。
夏を越して馬が変った、と見る向きもあるだろうが、やはり春のOP2戦での大敗は引っ掛かる。
追い切りも、今回のメンバー中、下から数えた方が早いような内容に映った。
無印で。

#5枠
 レニングラード
 一発長打を秘めるトニービン×ノーザンテーストの組み合わせ。この春もテレグノシスを輩出し、更に株を上げた。
ラジオたんぱ賞2着の賞金のお陰で出走にこぎつけたが、強い相手に混じっても崩れなかった前走は評価していいだろう。
ただ、休み明けでデキ8分だったメガスターダムと、非常にいい状態で望んだ本馬。
距離延長に加え、メガスターダムとの比較で見た場合、状態面での差がほとんど無いと思われる今回はちょっと厳しいか。

 ヤマノブリザード
 ブリンカーを装着した前走は、直線一気の物凄い末脚で4着に突っ込んで来た。
特徴の薄い母系が、父の高い中距離適性を引き出しているのだろう。
引続き平坦な競馬場でレースができることはプラスだろうが、2400以上mで前走の脚が使えるかと言うと・・・?

#6枠
 タイガーカフェ
 皐月賞でしぶとく2着に入ったが、期待されたダービーでは直線の伸びを欠いて10着に敗退。
復帰戦の神戸新聞杯でも、4角3番手から失速し、シンボリクリスエスに離されること実に12馬身。
聞こえてくる情報からも、完全にリズムが狂っている感じ。にも拘わらず強気の太センセイ・・・迷わず消しでしょう。

▲ローエングリン
 父はJC圧勝など、世界を股にかけ一時代を築いた名馬。
日本で走っている初年度産駒も、本馬を筆頭に好成績を収めている。
春は古馬相手に思い切った逃げを見せた宝塚記念でアワヤの場面を作るなど、高い素質の片鱗を随所に見せていた。
前走はやや急な手替わりに加え、陣営も認めているようにデキていなかったようだ。
気性が若く、脆い面を抱える本馬にとって、このダブルパンチは相当に堪えたようだ。
今回は横山典が復帰間もないと言う事もあってか騎乗できないが、
菊を知り尽くしている岡部への乗り替りならば心配無用だろう。
素質満開と言うシーンも十分に考えられそうだ。

#7枠
 バンブーユベントス
 菊花賞馬マヤノトップガンの現時点での代表産駒だろう。
青葉賞の2着を見る限り、スタミナ面での心配はそれほど心配しなくても良さそう。
だが、田島調教師が思わずボヤいてしまうほど、夏を越した後の調整が上手く行っていないようだ。
良くて掲示板までだろう。

◎メガスターダム
 この馬が語られるとき、よく耳にするのが"ニホンピロウイナー産駒なのに・・・"と言うフレーズ。
確かに2000m以上を主戦場とするニホンピロウイナー産駒など聞いたことが無い。
天皇賞馬ヤマニンゼファーも、2000mがギリギリの守備範囲だった。
だが、本馬の場合、前述のアドマイヤドン以上に母系が強く出た、と考えれば納得できなくはない。
血統背景から来る固定観念より、本馬自身の残している成績を重要視すべきだろう。
この1ヶ月で状態はまさにウナギ昇り、鞍上の松永に一抹の不安はあるが、
それでも頭半分くらいリードしている気がする。

 シンデレラボーイ
 真っ白な馬体を躍らせ、もどかしい追い込みで人気を博したラティールの全弟。
過去のレース振りを見ても、姉同様に2000m以下に適性がありそうだ。
前走は不利があったとは言え、見せ場らしい見せ場はなかった。
相手強化・距離延長・折り合い不安など、マイナス要素があまりに多過ぎる。

#8枠
 バランスオブゲーム
 父は96年ダービー馬フサイチコンコルド。
母の父アレミロードはJCでも結果を出した名馬だが、産駒はスピード優先型が多かった。
前走セントライト記念は、下見段階から気性面での成長が窺えた上、
レースも好位で何とか折り合って終いをしっかり伸ばすいい内容。
確かな成長を見せているのは事実だろうが、ダービーの内容からやはり2400m以上への適性はやや劣る気がする。
父フサイチコンコルドも超スローの菊花賞では見せ場を作るのが精一杯だった。
人気とのバランスからもあまり手を出したくない感じ。

○マイネルアムンゼン
 今回の最大の穴馬はこの馬だろう。
若い鞍上が不安ではあるが、本来の位置取りではなかったプリンシパルSを除けば、
クラシックディスタンスでは安定している。
前走のセントライト記念も、スピード面はで勝ち馬に見劣ったものの、
久々の不利を感じさせないしぶとい走りを見せてくれた。
一度使われて確実に状態は上向いており、中間の上昇度だけなら1番と言ってもいいだろう。
前で折り合って、早め早めの競馬ができれば頭まであるのでは?
この組み合わせなら流れもそう極端に遅くはならないだろう。

 アドマイヤマックス
 骨折明けのセントライト記念では、持ち前の末脚を生かして2着。
前売りでは上位人気の1頭になっているようだが、何故こんなに人気するのか正直判らない。
ラジオたんぱ杯2歳Sでメガスターダムに屈した内容も、今改めて考えれば納得のいく敗戦だったように思う。
平均以下の流れ確実のレースでの差し馬の大外枠に加え、サンデーサイレンス×ノーザンテーストと言う配合には、
ある程度明確な限界があると思う。
良くて3着までだろうし、連としての予想の対象にはならないと考える。


◎メガスターダム
○マイネルアムンゼン
▲ローエングリン
×ノーリーズン
×ヒシミラクル

馬連複 2−14 6−14 12−14 14−17 各1500
3連複 2−14−17 9−14−17 12−14−17 各1000
ワイド 14−17 1000

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