予想屋ダービーマッチ 02秋
dataの予想()

−−−福富町雀荘「リツチ」

「しかし、ほんとにひどい不景気だよ。田中さんのとこはどう?」
「うちもまあ良くはないけど、そんなにかわらないよ。若い娘もいないし。」
「お兄ちゃんのとこは?」
「うちはおかげ様でなんとかやらしてもらってます。」
「そう。パチンコはいいんだ。」
「でも、支店の方はひどいですよ。」
「うちなんか、先月の15日を過ぎたあたりから売上げなんて半分だよ、半分。リーチ。」
「半分リーチ?」
「それじゃ俺もいくかな。リーチ。」
「ええっ?まじかい。」
「店長もリーチかあ。西。」
「それっ。一発来い。だめだあ。五筒。」
「うん?通すよ。」
「あらら、張っちまった。勝負ね、レッツゴー。」
「レッツゴー?おっとツモ。リーチ一発ツモ裏。二千四千の千両。」
「勘弁してよ、店長。」
「いてて。こっちは緑發なら大三元だったのに。」
「うわあ、ほんとだ。」
「良かった、良かった。店長ありがとう。」
「萬千ツモられてありがとうかい。」
「あ。メールだ。ちょっとここピンチ入って。」

−−−福富町雀荘「リッチ」携帯電話メール

「その後、お元気ですか。こちらはなんとか無事に初七日を終えることができました。
親戚のおじさんたちがうるさいので、こちらの家にはお姉ちゃんが住むことになりました。
もう、疲れた。
はやくdataさんに会いたいです。  るみ」

−−−福富町雀荘「リッチ」

「あ、どうも。なんだテンパってんじゃん。じゃ、レッツゴーね。」
「お兄ちゃん、彼女から?」
「いや、仕事のメールっすよ。」
「ほんとかね。じゃこっちもリーチ。」
「えええ。まいったなあ。」
「dataさん。最近競馬どうなの。」
「全然駄目ですよ。お話にならないですよ。」
「だからしょっちゅうウチにきてるんだ。」
「何言ってるんですか。勘弁して下さいよ。」
「次のさ、エリザベスには俺も勝負するんだ。」
「店長はかたいとこ張るからなあ。教えて下さいよ。」
「なあに言ってんの。ツモ。ツモタンヤオゴールド。」
「またツモかね。」
「まあたマネーかい。」
「二千オールの千両。」

エリザベス女王杯
馬連 5−12 all pts.
店長は1点でいいと言ってました。
当たらないので今回は自分で予想しません。

登場人物
 
店長−−−−−年齢不詳。もう15年くらいの付き合いになるかなあ。
田中さん−−−年齢不詳。近くのソープのマネージャーらしい。
おばちゃん−−−年齢不詳。近くのポーカーゲーム屋の経営者らしい。
           dataのことをお兄ちゃんと呼ぶ。どうも気に入られているらしい。
るみちゃん−−−20代。近くの風俗嬢。抜群のスタイルが自慢らしい。
           母を亡くし、その一年後の10月に父を亡くす。
data−−−−−リーチの時はレッツゴー。あるいはダッカム(dot com)。


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