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予想屋ダービーマッチ 02春
dataの予想(HPはなし)

−−−会社事務所 携帯電話

「久しぶり。元気だった?」
「ううん。元気じゃない。」
「・・・。」
「病気が、また少し始まっちゃって。お店、休んでたの。」
「金か。2〜30なら、すぐにでもどうにかできるけど。」
「ううん。違うの。お金ならある。少しよくなったから
明日から、れなさんとサイパンに行くんだけど。」
「サイパン。」
「そう。マサト(魔沙斗)と行くサイパンツアーっていうんだけど。」
「K−1中量級の、あのマサトか?」
「そう。れなさん、もう大変。お金払ってでもマサトとやってくるって。」
「はあ?」
「一緒に行く女の人は、みんなマサト狙ってるらしいよ。」
「そういう集まりなわけだ。」
「そう。それでね。今月、出勤日数が足りなくて、
ノルマが2本足りないの。それで、料金は全額私が払うから
ダブルで指名取って欲しいんだけど・・・。」
「そんなことまでしなくちゃならないんだ。」
「ノルマができないと、来月から単価が下がっちゃうの。」
「わかった。行く。でも、金は払うよ。」
「いいの、いいの。私が無理なお願いしてるんだから。」
「わかった。じゃ、こうしよう。今、ここに10万ある。」
「2〜30じゃなかったの?」
「あれは見栄。これをあさっての宝塚記念で増やして、
遊びに行くというのはどうかな?」
「どういうこと?」
「君が1から12までの中から好きな数字ひとつと嫌いな数字ひとつを
選ぶ。その好きな数字から10点買う。嫌いな数字は買わない。
これで10万。」
「なんで、そんなことするの?」
「そうだな、やっぱりバクチが好きだからじゃないかな。」
「じゃあ、5。嫌いなのは1。」
「まじすか。」

こんなことに10万も張りません。
千円オールにします。

−−−会社事務所
「藤田さん。今回は何を買うんですか?」
「今回は3と4から、それぞれ500円ずつ総流しします。」
「3−4だと、3倍くらいでしょう。」
「それが来たらあきらめますよ。なんか取れそうな気もしませんし。」
「そうですか、なんか元気ないなあ。」
「膝が痛くって。」
「北海道の人は年取ると、みんな関節にきますね。」
「dataさんも、気をつけておいた方がいいですよ。」

宝塚記念
馬連5から総流し(1を除く)オール1000pt.
実際の馬券も同じ。千円の総流し(1を除く)


登場人物紹介

めぐちゃん−−−20代。パニック障害が持病の風俗嬢。
           dataと1番仲の良い友人。
           なんでも話し合えるし、お互いを思いやる
           ことのできる、得がたい友。
           職場はダブルだと13万。手痛い出費となりそう。
れなさん−−−−20代。めぐちゃんの地元の先輩。
           やはり風俗嬢。駄目な彼氏あり。
           先日も財布から50万抜かれる。
           何故そんなのと付き合っているのかと聞くと
           さびしいから、だって。男女の仲は本当にわからない。
藤田主任−−−−50代。後藤課長が退社してから、責任が重くなり、憂鬱そう。
           相変わらずカタカナが苦手で「ホレン草」だとか
           「ギュウザ(ギョウザのこと)」だとか、筆記に苦労している。
          



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